本学教員らの研究成果がSpringer Nature社の科学誌に掲載されました

更新日: 2019年12月19日

本学機械電気工学科・来須孝光 准教授、東京理科大学、新潟大学等による共同研究成果が、Springer Nature社が発行する科学誌Scientific Reportsオンライン版に、12月6日に掲載されました。

 

論文タイトル
「Essential roles of autophagy in metabolic regulation in endosperm development during rice seed maturation」

 

Scientific Reports WEB
www.nature.com/articles/s41598-019-54361-1

 

概要
オートファジーは真核生物に広く存在する生体分子(タンパク質、脂質等)の大規模な分解系であり、多くの真核生物において、発生や分化の様々な段階で重要な役割を果たすことが明らかになっています。一方、農業上重要な種子発達・登熟におけるオートファジーの役割については、未解明でした。
本論文では、穀物イネの正常な種子形成に、オートファジーが必要なことを発見し、栽培イネの種子発達・登熟の新たな仕組みを解明しました。この成果は、将来的にオートファジーを制御することにより、穀物イネの種子品質の改善や改良に繋がる可能性も示唆しています。環境にやさしい農業への道を開き、食糧・環境・エネルギー問題解決への第一歩となることが期待されます。詳細は添付資料をご覧ください。

icon添付資料(PDF:852KB)

 

付記
本研究の一部は、科学研究費補助金 基盤研究(C)、旭硝子財団助成研究<研究代表者:来須孝光>などの援助により行われました。

 

来須研究室のページ
大学公式ページ:https://www.sus.ac.jp/teacher_cat/met/