理事長、学長挨拶

理事長挨拶

公立大学法人公立諏訪東京理科大学
理事長
北原 政彦

社会は変化を続けていくものですが、それにしても昨今の変化は激しいと感じています。

今までの前提が次々と崩れていく中で、それを乗り越えるための知恵や行動力を獲得する場が高等教育を担う『大学』であると改めて考えています。

日本社会の経済的な低迷は失われた30年とも称されますが、ここにきて新型コロナウイルス感染症パンデミックやウクライナを巡る国際社会の対応等、起こりえないと考えていたようなことが顕在化し、日本だけではなく国際社会の低迷が懸念される時代状況です。

人類が基本的人権の尊重を基調とした社会を維持発展させていくためには、食料問題、エネルギー問題、地球温暖化問題等、解決しなければならない課題が山積していて、多角的なアプローチが要求されています。 本学が担っている工学分野もそうしたアプローチの重要な部分を占めていて、人材の養成、輩出は喫緊の課題です。

山紫水明のこの地で、工学の知識やDX等の知識を身に着け、社会に貢献できる人材として成長していくことを本法人の全教職員が支えていきますので、学生の皆さんも大学で学ぶことができるという意味を主体的にとらえて、学びかつ遊び、人間として成長していくことを心から期待しています。

学長挨拶

公立大学法人公立諏訪東京理科大学
学長
小越 澄雄

 

現在、第四次産業革命が始まろうとしています。

産業革命とは、一般的に技術革新による産業構造の変化、および経済発展のことだと言われています。

この産業革命を、歴史的にみますと、その期間および次までの間隔がだんだん短くなっていることに気がつきます。

第一次(1700年代~1800年代前半、軽工業時代)
第二次(1800年代後半~1900年代前半、重工業時代)
第三次(1900年代後半~2000年代前半?、IT時代)
第四次(2000年代前半?~、Connected Technology (CT)時代?)

そうです、短くなり過ぎて、とうとう技術革新が連続的に出現する「連続産業革命」というべき時代に突入しているのです。革新的技術が次々発明され、社会が連続的に変化し続ける時代に突入しているのです。

何故そうなったのか?インターネットの出現が大きな要因と考えています。世界の知性がつながり、刺激し合う「集団的知性」とも呼ぶべき状態が出現しています。その状況下で天才的なイノベーションを行う人、「集合天才」が爆発的に増えているのだと考えています(「集団的知性」、「集合天才」は「新たなルネサンス時代」イアン・ゴールディング著から引用した言葉)。

現代は、集団的な知性により、複雑な課題を解決していく時代だと考えています。そのため、本学では、グループ学習の機会を多く取り入れ、協働で課題を解決する経験ができるようにしています。なお、第四次産業革命の技術的要素は、IoT、AI等によるデータ処理、ロボット技術等だと考えています。本校では、これら全てについて、研究・開発を行っていますので、皆様がこのような最先端の研究開発を体験できる環境が整っています。

急激に変化する、先の読めない社会においては、皆に成功のチャンスがあります。一方、何もしないと取り残されます。チャレンジすることが大切だと考えています。この大学で、失敗する勇気を持って、いろいろなことにチャレンジしてみませんか。成功からはもちろん、失敗からも学ぶことは多く、得難い経験となります。

最後に、ルネサンス時代の天才、ミケランジェロの言葉を紹介します。

「ほとんどの人にとって大きな危険は、高すぎる目標に届かないことではなく、低すぎる目標を達成してしまうことだ」

高い目標を持って本学に入学し、いろいろなことにチャレンジして下さい。