「AIコンテスト2022~COVID 19 X-ray写真判定~」最優秀賞チームが決定しました

更新日: 2022年10月28日

本学ではAI技術の発展向上を目的として、「AIコンテスト2022 ~COVID 19 X-ray写真判定~」を実施しました。本コンテストでは、与えられた2種類のX-ray写真をもとに未公表の胸部X-ray写真の人が新型コロナウイルス感染症で肺炎を起こしているかどうかを判定し、正答率の高さを競いました。

9月末までコンテストを実施した結果、下記のとおり、最優秀賞および委員会特別賞が決定しましたので、お知らせします。

なお、最優秀賞および入賞チームには、後日賞状と副賞をお贈りします。

 

入賞者

チーム数 個人・チーム名(申込み順、敬称略)
最優秀賞 1チーム 杉本 莉久(公立諏訪東京理科大学)
優秀賞 該当者なし
委員会特別賞 6チーム 松島 拓己(飯田OIDE長姫高校)
森田 優介(南信工科短期大学校)
清水 想介(南信工科短期大学校)
宮下(利)研究室B(坂本・榎田)(長野県工科短期大学校)
三岡 拓実(公立諏訪東京理科大学)
坂 明日斗(公立諏訪東京理科大学)

※本学学生、高校生及び外部の方も含めて20チームの応募がありました。

 

最優秀賞チームコメント

最優秀賞チームの一部の方よりコメントをいただきましたので、公開させていただきます。

 

研究室の先輩からアドバイスを頂きながら工夫し、挑戦したことが実を結んだことを嬉しく思います。画像処理について初めて本格的に触れたため、画像拡張の仕組みやCNNモデルについてとことん調べました。仕組みを学んでいく中で、拡張のパラメータをもう一度見直すべきであることに気づき、理由を持った変更を行うことができました。また、パラメータの調整は手作業での探り方になってしまったため、長い時間をかけてより良い値に近づけることに苦労しました。

(公立諏訪東京理科大学 3年 杉本 莉久さん)

本学学長講評

今回のAIコンテストの課題は、新型コロナウイルスに感染し肺炎になった患者のレントゲン写真を判定するというものでした。今年は始めて高校生の方が参加してくれました。一寸した行き違いのため最優秀賞にはなりませんでしたが、作成したAIモデルはとても優秀なものでした。そこで委員会特別賞を贈呈することにしました。
他にも、最優秀賞を受賞され方を始め、多数の方が優秀なAIモデルを作成し参加してくれました。年々、技術レベルが上がっていることを実感しています。ぜひこの経験を社会に出てからも活かして欲しいと願っています。
なお、最優秀賞チーム等に技術相談等をご希望の方は、取り次ぎをしますので、本学、産学連携センター(TEL:0266-73-1345またはsangaku@admin.sus.ac.jp)へご一報ください。
最後になりましたが、このコンテストを影で支えてくれました事務局をはじめ、ご協力いただきました皆様にお礼を申し上げます。

学長 小越 澄雄