令和2年度後期開始にあたって ~学長メッセージ~

更新日: 2020年09月16日

学生の皆さん
保護者の皆様

 

令和2年度後期開始にあたって

 

本学においては新型コロナウイルス感染症の予防と感染拡大防止の観点から、6月上旬までは全ての授業をオンライン授業で実施し、それ以降はオンライン授業を基本にしつつも、最大限の感染症対策を講じながら一部の科目について対面授業を実施してきました。この間、学生の皆さんには通常と異なる大学生活に対する不安や不便を大いに感じられたことと思います。本来、本学では授業は対面形式で実施することを基本としており、大学という場で授業を含む様々なことを学ぶことが重要であると考えているため、学生の皆さんにはできる限り大学という場に来て学んでもらいたいと思っています。

しかしながら、感染症の状況は時々刻々と変化し、第一波収束の後、若者を中心とした第二波による感染が拡大しました。この第二波も収束の傾向が見えますが、今後の状況は残念ながら全く見当もつきません。このような状況の中で、学生と教職員の安全の確保と学生の皆さんの学修機会の安定的な提供を両立させるためには、当面は感染症の予防と感染拡大防止に最大限の配慮をしながらの授業を実施せざるを得ないと考えています。

ただ、感染症対策という目的からスタートしたオンライン授業ですが、前期期間での実施により、対面授業では得られなかった成果も学生と教員双方から挙げられています。例えば、質問のしやすさや予習復習のしやすさです。こうした状況でなければ見出すことができなかった価値が発見できたことも事実であり、本学では“Withコロナ”社会における大学教育のニューノーマルに向け、これまでの授業のあり方にとらわれることのない、持続可能で質の高い教育を提供していきます。

 

これらの状況を総合的に判断し、10月1日から開始する後期の授業については、すでにお知らせしているとおり「オンライン授業を基本とした上で、感染防止対策の徹底を前提に、学科が対面での授業実施が必要と考える一部科目についてのみ対面授業を実施する」こととしました。先にも述べたとおり、大学という場は授業だけでなく様々なことを学ぶ場であると考えています。その中には、新たな友人関係を構築することも含んでいます。入学後、まだ同期生にあまり対面できていなかった1年生の皆さんは一部科目ではありますが全員が対面授業に参加できることになりました。対面授業の参加は、同期生を知り仲間を作るチャンスと考え、一人でも多くの友人関係を構築してくれることを願っています。もちろん、友人関係の構築や維持は2年生以上にとっても大事です。これらのための課外活動等も重要ではありますが、感染症対策には特に注意してください。

また、大学のもう一つの重要な使命として“どんな状況であっても研究を継続すること”であると考えています。特に、本学では卒業研究や大学院生の研究活動が大学での学修の集大成であると考え、大学の研究活動については感染症対策を徹底することで継続していきます。

これらの大学としての機能継続ためにも、図書館やコンピュータ教室をはじめとする大学施設については、感染症対策を講じた上で一定の条件のもと可能な限り学生の皆さんに開放し、より充実した学生生活を送ることができるような対応を検討していきます。

今回の感染症は学生の皆さんにとっても、大学にとっても今までに経験のない状況を作り出しています。しかし、だからこそ社会が大きく変化し始めていることを皆さんも感じていることと思います。この大きな社会の変化を見極め、ニューノーマルを創造できる人材となるべく大学生活を実りあるものにしてほしいと強く願っています。

 

公立諏訪東京理科大学 学長 小越澄雄

 

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