対面授業一部再開に際して ~学長メッセージ~

更新日: 2020年05月29日

在学生の皆様へ

対面授業一部再開に際して

 

残されていた5都道県でも緊急事態宣言が5月25日に解除されました。これを受け、本校でも6月8日より対面授業を一部再開します。直ぐに対面授業を全面的に再開しないのは、現在の居住地から諏訪地域近辺への移動準備期間を設ける、対面授業の準備をする(2週間遅れる理由)、そして解除後も新型コロナウイルス感染症流行の第2波の被害を最小限にするよう引き続き3密を避けるためです。

新型コロナウイルス感染症の流行は、約7割の人に免疫が出来るまで、あるいは有効な治療薬が開発され普及するまで続くと予想されています。その期間は2~3年程度と言われています。その間、過去の感染症の例、例えばスペイン風邪の例から推測しますと第2波、第3波が襲ってくると懸念されています。従って、感染者数が減った現在でも気を緩めてはいけないと考えています。感染の検査・監視、予防、医療が感染対策には重要と言われています。今の我々、大学人にできるのは、予防だと思います。そのため、これからも各種不便を皆さんに要請しますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

さて、5月26日の日本経済新聞に中山淳史氏による「Z世代とつくるコロナ後」との記事が掲載されました。Z世代とはミレニアル世代(=Y世代)の次の世代で、現在10~24歳の若者だそうです。まさに皆さんの世代だと思います。この世代は「デジタル・ネイティブ世代」でパソコン、スマートフォン、SNS、ITリテラシーに生まれた時から親しみ、リーマンショックで親世代が苦しむ姿を見ながら育った世代です。この世代の最大の武器は、インターネット検索とSNSでつながる最新情報や、つながる仲間たちとの協業だそうです。Z世代はそれ以前の世代と人生観や価値観がY世代以前と異なる傾向があると言われています。こうした違いが、先に述べた武器とあいまって、コロナ後のニューノーマル(新状態)を模索するうえで大変重要になるとの記事です。例えば、皆さんは、Zoomによる遠隔授業を体験していますが、おそらくZoomの活用法はそれだけではないと思います。デジタル・ネイティブ世代の皆さんなら、もっとすばらしい活用法を見つけると思います。

「とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない。」これは「星の王子様」アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ著の中の有名な言葉です。私には見えていないコロナ後の社会が皆さんには見えているかもしれません。

皆さん、Z世代の最大の武器を活かし、また異なる人生観・価値観を活かし、一緒にコロナ後のニューノーマルを創造していきましょう。

 

学長 小越 澄雄

 

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