本学卒業生が新聞に紹介されました

更新日: 2014年05月09日

2009年度本学大学院修士課程修了の宮下達也さん(現在滋賀県警察本部科学捜査研究所勤務)は、「石油タンク火災消火時における大容量放水及び泡放射軌跡の予測モデルの構築」の題目で2014年3月に東京理科大学にて博士(工学)を取得し、新聞に紹介されました。宮下さんは、2009年に本学大学院修士課程修了後、東京理科大学大学院博士課程に進学し、2012年中退し、現在の職に就いています。昨年度、滋賀県科捜研では、2名の方が博士(工学)を取得し、滋賀県警では、医学博士5名に加え、初の博士(工学)が2名誕生しました。

宮下さんの研究内容は、石油タンク全面火災時などの大規模火災時に使用される、大容量泡放射砲(最大毎40,000Lを放射)の流量、口径、圧力およびその際の風の状況を条件とし、三次元シミュレーションにより到達距離、水の目標への水(泡)の分散分布などを予測するシミュレーションモデルを作成しました。この研究により、大規模災害時などの消火活動時に効率よく放水出来ることが可能になります。

諏訪東京理科大学で育ち博士となった宮下さんが、今後さらなる活躍が期待されます。

4月11日(金)付
 朝日新聞 朝日新聞デジタル「県警科学捜査研究所の研究員2人が博士号取得」
 中日新聞 CHUNICHI Web「県警科捜研の2人が工学博士号取得」