本学4年生が学長先生に論文賞受賞および受賞者講演の様子を報告

更新日: 2013年11月22日

田邉造研究室の4年生武田駿君[飯田工業高校出身<(現)飯田OIDE長姫高校>]が、大阪大学の豊中キャンパスで行われたマルチメディア・仮想環境基礎研究会(MVE)に投稿した論文内容と学会発表が評価され、論文賞の授賞式への参加と
受賞者講演の依頼を受けました。

武田君

武田君

[大阪大学で行われたMVE学会の様子]
http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/info/info_gakka/2013_08_29/

[受賞理由]
本研究は、ボーカル入りのステレオ楽曲から、ボーカル信号を抑圧してBGM(カラオケ用)信号を生成する手法の提案と実装に関するものである。

従来手法におけるステレオ楽曲の臨場感損失という問題を解消し、高品質なステレオBGM 信号の抽出を可能にした。提案手法の効果は、信号のスペクトル解析およびユーザによる主観評価により確認されている。

さらに、提案手法をスマートフォン上 に実装して公開し、一般ユーザが手軽に利用できる形で提供している。

提案された手法の有効性が高く評価されるだけでなく、開発したソフトウェアを積極的に 世の中に送り出し普及に努める姿勢は、工学的な見地からも特に高く評価される。

論文賞の受賞者講演は北海道にて行われ、武田俊君のみ学部生での受賞者講演となりました。
プログラム

[学会プログラム]
http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgs_regid=1d737f9a56132475b937edeb18ead4ca6db069a84fd00e30c40605f9a7268513&tgid=IEICE-MVE&lang=

受賞者講演を行っている武田駿君

受賞者講演を行っている武田駿君

発表終了後、第一線の技術者や研究者から多くの質問を頂き、丁寧な回答を行いました

発表終了後、第一線の技術者や研究者から多くの質問を頂き、丁寧な回答を行いました

質問者から学部での受賞に対して賞賛の言葉を もらうとともに大きな拍手で講演を終えました

質問者から学部での受賞に対して賞賛の言葉を
もらうとともに大きな拍手で講演を終えました

また大学にて、河村学長先生に論文賞授賞と受賞者講演の様子を報告致しました。

受賞者講演についても報告

受賞者講演についても報告

論文賞の盾をもらったことを報告

論文賞の盾をもらったことを報告

河村学長先生から学部4年生での成果に あたたかい言葉を頂きました

河村学長先生から学部4年生での成果に
あたたかい言葉を頂きました

武田君曰く、学部で演奏会ができるくらいの大きなホールで自分の研究を発表出来たことは一生忘れられないことであるとともに、3年生から早期に研究室に入って先輩と一緒に学び、同期や後輩に助けられ、さらには指導教官の田邉造先生の指導のお陰で取れたことから、田邉研究室全員での受賞とのことでした。

なお学部生での学会受賞は両角葉月さん(岡谷工業高校出身)を含め今年2人目です。
http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/info/info_gakka/2013_09_09/
http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/info/info_gakka/2013_10_21-2/


関連ページ:
 コンピュータメディア工学科  http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/
 分かるまでつきあう
  http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/introduction-understand/
 3年次からの研究室配属
  http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/introduction-laboratory/
 卒業研究
  http://www.cs.suwa.tus.ac.jp/introduction-research/