今年も被災地支援に!

更新日: 2013年09月19日

8月28日から30日まで岩手県大槌町で災害ボランティア活動をしてきました。中国からの留学生2名を含む総勢12名。大学のチャレンジプラン制度の支援を得て、「菜の花プロジェクト」と現地の視察をしました。私たちの活動は今年で3年目ですが、被災地の復興はまだまだだということがよく分かりました。

11月2~3日の大学祭で岩手県の海産物販売と、災害ボランティア活動の写真展示をします。みなさん是非お越しください!

東日本大震災被災地応援団

東日本大震災被災地応援団

菜の花プロジェクト

「菜の花プロジェクト」は、金山文造さんが大槌川の河川敷を菜の花で一杯にしようという目的ではじめた活動です。被災者の方々の励まし、亡くなった方々の鎮魂のためです。物質的復興だけでなく精神的再生が求められています。

私たちは、1日目は河川敷の石拾い、2日目は草取りをしました。菜の花の種を蒔くための準備です。

金山さんから津波の体験、「菜の花プロジェクト」に寄せる想いなど、いろいろお話をうかがいました。

菜の花プロジェクト

中学校は津波の爪痕がそのまま

    金山さんに案内され津波と火災の物凄さを実感しました。

    大槌川の堤防のすぐ脇に大槌中学校の廃墟がそのまま残っていました。廊下にボールが転がっているのを見て愕然としました。

    近くのお寺では、津波と共に発生した火災の高熱で梵鐘が焼きちぎれ、墓石にはひびが入っていました。そこに避難した人のお骨は残っておらず、1000度を超える熱だったと推測できるそうです。

    中学校   梵鐘

    現地の視察をしました

      NPO「おらが大槌夢広場」の古舘さんに案内をしていただき、2時間ほど現地を視察しました。

      津波の速さは時速120㎞もあるそうです。町長さんはじめ幹部職員のほとんどが亡くなった町役場は完全に破壊されていました。一部を保存するとのことです。役場の前には献花台が備えてあり、私たちはそこで黙とうしました。

      各地で目撃された亡くなった方々の霊を慰めるため、長野県のお坊さんが、48体のお地蔵さんを寄贈したそうです。

      現地の視察