本学で実証試験が行われる

更新日: 2012年12月20日

2012 年12 月7 日午後、岡谷工業高等学校の学生37 名が引率の教員2 名と共に来校し、機械システム工学科の学生実験室で風力発電装置の実証試験がおこなわれました。

本学と岡谷工業高校とが科学技術振興機構のSPP に基づき、風レンズ効果を利用した風力発電装置の設計開発をテーマに取組んでいます。岡谷工業高等学校の機械科3年生が本学の風洞を用いて各自が設計製作 した風車と風レンズの性能評価を行い風レンズの効果を明らかにします。風力発電装置の設計にあたり、5 月に1. エネルギと環境、2. 風力発電装置、および、3. 模型飛行機 の飛行等の講義を行いました。風レンズは、風車の外側に取り付けて、流れのはく離現象を利用して発電量を数倍に向上させる装置で発電装置の高 効率化、小型化、および低騒音化が可能になります。

学生の自由な発想の元に、アイディアあふれる風車と風レンズが設計製作され、性能試験に供されました。今後、来年2月に岡谷工業高校で開催される講評に向けて、性能比較や発電量増加に及ぼす風レンズの最適設計の究明が行われます。

図1 実験手順の説明

図1 実験手順の説明

図2 風レンズの相対位置調整

図2 風レンズの相対位置調整

図3 発電量データの取得

図3 発電量データの取得

図4  実験終了後のデータ整理

図4 実験終了後のデータ整理