雷 忠教授 Zhong Lei

教員紹介

研究キーワード

ドローン・電動飛行機・エアタクシーの設計開発と飛行性能評価, 航空機推進電動モータの設計開発, 航空機空力形状の最適化設計, 大規模数値流体解析技術(CFD), 伝熱・熱流体システムに関する研究, 境界層遷移と剥離の制御法, 空力騒音低減技術, コンピュータによる最適化設計法, ウルトラファインバブル(超微細気泡)技術の開発と応用

研究内容

実験計測、コンピュータシミュレーション、最適化設計技術を用いて、航空機と流体機械に関する研究・開発を進めております。これによって、性能改善、精度向上、開発コスト削減、開発時間短縮などが可能になる。また、空気や水などの中で移動するもの(車、船、生物など)に関する物理現象に関する基礎研究を行っています。

【航空工学】太陽光エネルギーを動力源とした無人電動航空機、有人電動航空機、先進旅客機、次世代超音速旅客機などに関する研究開発を行っています。機体の空力形状設計から、製作、飛行テストまで研究成果を挙げており、最近、国立研究機関、民間企業と連携して航空機の電動化の要素技術開発を進めています。航空機設計ツール、コンピュータシミュレーション、小型低速風洞、機体製作、飛行テスト、などを研究手段として活用しています。
 主なテーマ:
1.電動航空機機体システム、エアタクシーの設計 と性能評価
2.プロペラ、ローター設計
3.航空市場の調査と分析
4.物資輸送ドローンの研究開発
5.通信プラットフォームソーラープレーンの研究開発
6.次世代超音速旅客機の設計

【流体工学】流体工学、流体機械に関して、基礎研究をはじめ、風・水力発電、流体抵抗低減と空力騒音低減の実用問題に適用することが可能です。これまで開発した独自の数値シミュレーション、最適化設計技術、また、実験及び関連計測技術をもっております。最近、ウルトラファインバブル技術を開発しており、植物栽培・医療機器に関する応用研究を進めて、改良を行っています。長時間保存性、高い内部圧力、大きな表面積などの性質を持っており、今後の応用を拡大することを期待しています。
1.ウルトラファインバブル(超微細気泡)技術の開発と応用
2.熱伝導実験
3.冷却、放熱技術
4.熱流体解析

研究から広がる未来

熱・流体工学、航空工学に関する先行研究を行っています。次世代旅客機の設計を研究しながら、ドローン、エアタクシーを含めて航空機の電動化技術に関する研究開発を進めており、機体設計、推進電動モータ設計、飛行性能評価、市場調査分析などを行っています。近い将来に新しい空中移動モビリティーの社会実装に目指して、学会、工業界と連携して先進技術を開発しています。また、ウルトラファインバブルに関する研究では特許を取得し、実用化を進めています。熱伝導技術に関して、空冷・媒冷システムを開発し、実用化に期待しています。

WEBオープンキャンパス動画

当研究室のWEBオープンキャンパスの動画が見られます。

研究室の様子

研究設備(一部):
1.小型低速風洞(学科共同)
2.環境実験装置(温度範囲:-40~+150℃)
3.ウルトラファインバブル生成装置
4.工作機械、3Dプリンター
5.計測機器:各種
5.高性能コンピュータ
6.工学系ソフトウェア:ANASYS、JMAG、modeFrontier、FlightStream、SolidWorks、等々

メッセージ

【受験生へのメッセージ】
Fly Your Dream !
夢を持って未来を拓く。皆さんの若き気概に期待しています。興味が努力につながり、努力が成果を生み、成果が社会貢献になります。
航空、宇宙に興味がある人はぜひ、本研究室で一緒に頑張りましょう。大学院に進学したい人、大歓迎です。国内、外の学会に積極的に参加、研究成果を発表し、それを通じて将来の仕事ネットワークにつながります。最先端な航空宇宙技術を学び、研究方法と考え方を活かして、就職企業で様々な研究開発の仕事に活躍してください。

【企業の方へのメッセージ】
流体工学に関する設計、数値解析、実験などの高度な技術を持っています。コンピュータによる数値シミュレーションと形状の最適化設計によって、低コスト・短期間・高性能の開発が可能です。
委託研究、共同研究、技術相談の実績を数多く持っています。新製品の設計開発、既存製品の性能向上にお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

リンク

工学部機械電気工学科

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