ゴータム ビスヌ プラサド教授 Bishnu Prasad Gautam
教員紹介

研究キーワード
情報ネットワーク、ネットワークセキュリティ、AI駆動型情報通信、IoT、ネットワークモニタリング、機械学習、持続可能な通信、古代農具のIoT化
研究内容
我々の身の周りの環境では、AIスピーカーやスマート家電など、あらゆるモノがインターネットを通じてつながるIoT社会が急速に発展しています。このような便利な社会を支えているのが、私たちの見えないところで働く情報通信ネットワーク技術です。 本研究室では、IoTとAIが融合した情報通信の環境において、情報ネットワークが安定的かつ効率的に動作するよう、AI・機械学習を用いたネットワークの設計・構築と自動化に関する研究を行っています。 特に、SDN(Software Defined Networking)を活用した柔軟なネットワーク制御、異常検知の自動化、トラフィックの予測、セキュリティ対応の自律化といった先端テーマに取り組んでいます。さらに、これらのネットワークを見える化し、安定的に保つためのモニタリング技術にも力を入れており、持続可能なインフラ構築のためのエネルギー効率の評価や最適化にも挑戦しています。 その他、情報通信技術の社会実装や応用として、野生動物の行動分析や監視を行うモニタリング技術のフレームワーク構築など、他分野との連携を通じた応用研究も展開しています。
研究から広がる未来
目には見えないネットワークの働きを技術で「見える化」し、より安心・安全な社会インフラを築くことが、私たちの研究のゴールです。将来的には、災害や障害にも自動で対応できるスマートネットワークが実現し、通信の停止による社会的リスクが大幅に軽減されると期待されます。 さらに、情報ネットワークのみならず、野生動物や地域環境のモニタリングを行い、地域課題の解決に貢献するなど、ネットワーク技術が人間と自然の共存にも貢献する未来を目指しています。研究を通じて、地域社会の基盤技術の研究としての役割を再発見し、持続可能な社会の実現に寄与します。技術の進化が社会の安心・利便・持続性にどう貢献できるかを追究することが、本研究室の使命です。
研究室の様子
研究室には、仮想ネットワーク環境やセンサーデバイス、情報ネットワークや電気電子機器など、実験・検証に必要な設備が整っています。
学生たちはそれぞれの興味に応じてテーマを設定し、定期的なディスカッションを通じて研究を深めています。
社会実装を意識した研究も多く、AIカメラを用いた動物監視や、IoT制御による遠隔実験なども進行中です。
ゼミは落ち着いた雰囲気で行われ、初学者でも安心して相談できる環境が整っており、学会発表や国際会議への発表にも積極的に挑戦しています。


メッセージ
情報通信の技術は、生活の中に溶け込み、意識されないほどに重要な技術となってきました。
見えないところで支えるネットワーク技術に触れ、自らの手で社会の未来を創る体験をしてみませんか?当然、情報ネットワークのみならず、幅広い情報技術の分野においても探求できます。
あなたが「創造する力」が、次のDX社会を築きます。