本学機械工学科教員の須川教授と今村准教授が、(公社)日本冷凍空調学会より学術賞を授与されました

更新日: 2017年06月29日

須川教授,今村准教授は、平成23年度~27年度の5年間にわたり、エアコン等空調機器の冷媒(いわゆるエアコンガス)を、地球温暖化係数が小さく環境にやさしいものに転換するにあたって、冷媒の燃焼性評価を実施するプロジェクト(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))に参画し、一連の研究を行ってきました。

世界的にも注目度が高いため、多くの困難もありましたが、研究成果をもとに高圧ガス保安法冷凍保安規則が改正されて、候補冷媒が実用化に至るなど、多大なる貢献をしてきました。今回、このプロジェクトの活動拠点となった、「微燃性冷媒リスク評価研究会」における一連の活動が評価され、国内他機関の参加メンバーとともに受賞することとなりました。

今後も、エアコン等空調機器の冷媒は、現行のものよりもさらに環境にやさしいものの開発が期待され、世界的に進められています。これに満足することなく、より安心・安全で持続可能な社会の構築に向けて、微力ながら努力していきたいと考えております。

表彰状を手にする今村准教授