本学教員がIEEE ICCBE2025 Best Conference Paper Awardを受賞しました

更新日: 2025年07月17日

【受賞者】

工学部 情報応用工学科 助教 伍 潔玲(Jieling Wu)

 

【受賞テーマ】

Extreme Rainfall Analysis and Recurrence Period Estimation Based on Extreme Value Theory

 

【受賞内容】

近年、気候変動の影響により、日本各地で記録的な豪雨が頻発しています。本研究では、秋田県角館地域における1976年から2023年までの降雨データを用いて、極値理論(Extreme Value Theory)に基づく GEV(Generalized Extreme Value)分布モデル を適用し、異常降雨の統計的特性を解析しました。また、異常降雨の再現期間(2年~100年)の推定値を算出し、特に中強度の降雨に対してモデルの適合性が高いことが確認され、将来の防災計画や都市インフラのリスクマネジメントに資する実用的な知見を提供しました。

 

【概要】

IEEE ICCBE 2025(The IEEE International Conference on Computation, Big-Data and Engineering)は、計算科学・ビッグデータ・工学分野の研究者・技術者が一堂に会する国際会議であり、特にアジア圏における先端製造業・インフラ・情報システムの発展と連携を促進することを目的としています。本年度の会議は 2025年6月27日~29日にマレーシア・ペナンで開催され、「New and Emerging Technologies」をテーマに、世界各国から多数の研究者が参加し、活発な議論が行われました。