橋元 伸晃教授 Nobuaki Hashimoto

教員紹介

研究キーワード

センサ、エレクトロニクス、実装工学、医療、健康、食、モノつくり

研究内容

 医療、健康、食・モノづくりの分野を中心とした、様々な社会課題解決に貢献するためにセンサ・エレクトロニクス・その実装技術を研究しています。
 「世の中の一隅を照らす研究で、一人でも多くの人に笑顔をお届けしよう」という研究理念の下、各分野のスペシャリストの研究者や学生と一緒に、常に研究がその出口につながる(社会実装までする)ことを考えながら、日々研究活動に邁進しています。社会課題の真のニーズを当事者の方からお聴きし、理解した上で、電磁界・光・熱・応力等のシミュレーションをフル活用しながら実験でも確認するという工学的なアプローチで課題解決する手法によって研究を実施しています。
 具体的には、医療分野では、在宅医療向けの安価な輸液流量計測技術や、超音波を用いた骨折早期治癒と治癒判断技術などをお医者様と一緒に研究しています。健康分野では、熱中症に罹らない労働や生活を達成する発汗量計測技術や深部体温計測技術、食・モノづくりの分野では、薬の飲み忘れを防止する可食性センサ、金属板中の傷・ムラを発見する電磁界センサの性能向上の研究など多様な分野の課題を解決する研究に向けて全力で挑戦を続けています。

研究から広がる未来

 世の中のお困りごとを解決することを考えることから始まる研究が、閉塞感漂う日本の現状を打破し、幸せな日本や世界の未来を切り開いて行くものと信じて研究を行っています。その過程で、研究の前に立ちはだかる様々な技術的障壁を研究チームの知恵とアイディアを持ち寄って乗り越えていきます。特に、医療、健康、食は、人間が人間らしく生きて行く上で必要欠くべからざる分野ですが、生命に直結するたくさんのお困りごとが存在します。また、モノづくりは、資源の無い日本が保有する強い産業分野ですが、これは世界の中で日本が生き残っていくのに欠かせない分野です。ここ諏訪の地に集積した精密モノづくりの技術を基盤に、センサやエレクトロニクスを用いた斬新なアイディアを切り口に新たな付加価値を付与して、医療、健康、食・モノづくりの各分野で新しい日本の産業の種・芽を創生し、世界に伍していける技術につなげていきたいと考えています。

WEBオープンキャンパス動画

当研究室のWEBオープンキャンパスの動画が見られます。

研究室の様子

研究室では、3年生のゼミ研生から研究室内にマイデスクを付与され、研究者として一人一テーマで、以下の目的、方針の基、研究に取り組んでいます。
【橋元研究室での学びの目的】
正解のない人生をエンジニアとして「生き抜く力」(=羅針盤)を手に入れること
1.「自律」して、自分の頭で「考え」て「解を導く力」「課題を解決する力」を身につける
2.様々な研究者、先生、先輩、仲間に出会い、いろいろな価値観に触れ、視野を広げる
【研究方針】
1.基礎と壁や既成概念突破の心構え:研究活動を通してエンジニアとしての教育を受ける
2.社会で生き残る基本の習得:研究室生活を通して、濃くて豊かな人間関係を作る
3.オンとオフを切り替える)良く学び、よく遊ぶ
【人材育成方針】
1.スマホに頼らず自分の頭で考えられる、考え抜く力を持つ人になる
2.やり抜く力を身に付けた人になる(どんどん実行、失敗は当たり前)
3.既成概念を飛び越えられる人、壁ぶちあたっても必ず出口はあると考えられる人になる
4.社会を生き抜くための常識を持った人:時間・約束を守り、挨拶できる人になる

メッセージ

【企業の方へ】研究した技術をいち早く社会に還元するため、多くの企業との共同研究に積極的に取り組ませていただいており、本学発、初のベンチャー企業も生み出しました。
ご一緒に、社会に有益な「役立つ技術」を生み出してまいりましょう。
【受験生の方へ:こんな人は橋元研究室を目指してください】
・(青雲の志を抱いている人)自分の研究で、人に役立つもの、豊かな世の中を創りたい。
・(知的好奇心が旺盛な人)ハードもソフトも、医療、健康、農・食の知識も修得したい。
・(頭も、手も動かすのが好きな人)アイディアを生み出すのが好き、カタチにしてみたい。

リンク

工学部機械電気工学科

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